傷の行方
目に見えない病
死ぬのはだめだ
そんなの簡単だ
だけど今までの
心の傷が 目に見えないのが
とても嫌だった
誰も気づかない
胸に秘めた想いに
誰も気づけるわけがない
言葉にしたって
苦しみがわかるわけではない
いっそ 骨が折れたり
目に見える病気だったら
よかったのになんてことを
思うようになった
そして目に見えるように
自分を傷つけることをしていた
傷が増えるたび
悲しみが増えたことを
自分で忘れないようにしていた
そして母親に
気がついて欲しかった
誰かに
知ってほしかったのかもしれない
そんな日々がしばらく
続いた
そんなの簡単だ
だけど今までの
心の傷が 目に見えないのが
とても嫌だった
誰も気づかない
胸に秘めた想いに
誰も気づけるわけがない
言葉にしたって
苦しみがわかるわけではない
いっそ 骨が折れたり
目に見える病気だったら
よかったのになんてことを
思うようになった
そして目に見えるように
自分を傷つけることをしていた
傷が増えるたび
悲しみが増えたことを
自分で忘れないようにしていた
そして母親に
気がついて欲しかった
誰かに
知ってほしかったのかもしれない
そんな日々がしばらく
続いた