あたしの手は赤く染まっていた――――




それを見た警察官は一斉に男共に向かって走りだした。



「いやぁぁぁぁぁぁあ!!!」



「翔・・・・・・はぁ・・・ぅ・・・・いやぁぁ!!死なないで!!」



「・・・か・・えで・・・?大丈夫か・・・?」



寄りかかったまま、彼は言葉を口にした。



「翔!!大丈夫?」

「あぁ・・・たぶん・・・な・・・」


彼の吐息が熱い・・・・・・。





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