それじゃあ・・・まるで死ぬみたいじゃない・・・・。




でも―――それでも・・・翔の願いは叶えるよ・・・?




翔の顔を見ながら、涙をふいて笑った――



「あり・・・が・・とう・・・忘れるな・・・俺は・・・お前の・・・」





「ッ――!!」



「み・・・かた・・・だか・・・・ら・・・」





ピィ――――




翔がしゃべり終えた瞬間、病室いっぱいにその音は鳴り響いた。










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