涙
――――なんですか・・・これ・・・?
雑な字で一言「楓へ」・・・ってこれだけ?
あぁ・・・中にはいってるか・・・普通―――。
のりで貼られていて、手でなかなか開けられないから・・・しょうがない!!
これしかないな・・・。
そういって取り出したものは―――ハサミ・・・。
ピリピリと音を立てて、封筒を切った。
中からは一通の手紙―――
「ぁ・・・・これって・・・ッ!!・・・」
手紙を開いたあたしの前には懐かしい―――あなたの字があたしを出迎えた。