「急だが・・・もう・・・行くな・・・先生には父さんから言っとく」

期待していた言葉もむなしく・・・消えうせた。
俺が待っていた言葉はこれじゃない。こんな言葉はいらないんだ!

「っ!嫌だ・・・嫌だ!こんな話で呼び出したのか!俺はまだ・・・学校に・・・行きたいのに・・・なんでダメなんだよ!なんでだよ!教えろよ!まだまだ行きてーんだよ!なんで・・・だめなんだよ」

俺は力なく床に座り込んだ。隣には母さんが来て、俺を強く抱きしめた。
そして・・・こういったんだ・・・























「入院・・・しなきゃ・・・いけないの!翔の体は・・・ね・・・・もう・・・休めないと・・・いけないのっ!お願い!入院しよ?ね?学校はそれからでも『母さん!おれには・・・俺には時間がないんだよ!わからないのかよ!なんで母さんが泣いてんだよ!なきたいのは・・・俺のほうなんだよッ・・・・入院なんて・・・嫌だ』





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