一人とり残された部屋は一人では十分すぎる広さで、逆に一人ぼっちになった気分で悲しくなった。

いつも・・・俺ばっかり不幸がくる。神様はなんで俺だけに・・・不幸をくれるのか?っていつも一人になると考えてた。
世界中ひとはあふれるくらい、いるのに・・・なんで・・・いつも俺なんだって―――暗い部屋にこもっていっつも考えてた。

「はぁ・・・」

ため息しか出ない。リビング中に俺のため息がこだまして、いっそう悲しみに包まれた。

「ぅ・・・・ッ――――」

俺は今にも声が出そうな泣き声を手でおさえた。手から漏れた嗚咽がなんだか寂しげに聞こえた。

外は星がきらきらと輝きをましていた。
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