「ありがと!楓!これであの人に告白できる!あ、見る?写真!!見てみてよ~かわいいからさ!」

本当はそんな写真みたくなかった。

だってそれは・・・その人は・・・次のあなたの・・・彼女候補の人でしょ?

見たくない!絶対・・・でも


゛嫌われたくない゛そう・・・思ってしまった。

『うん・・・見るよ!』

なるべく明るい声で言う。

だって泣きそうなんだもん、そんなの・・・かっこ悪い。

あたしはいつのも・・・強がってばっかり。

かわいくないかもしれないけど、あたしには・・・これしか・・・

自分を守るやり方をしらないから。


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