涙
真実
~翔~
次の日、俺は病室に楓を呼んだ。
昨日のこともあってだろう、なんだか2人もぎこちない。
はじめに話を切り出したのは、言うまでもなく―――俺だ。
「ここに座って」
そういって指したところは、よく母さんが座る椅子だった。
「うん・・・」
なかなかこっちを見てくれない彼女は、椅子に座るときも、やっぱり見てくれなかった。
「あのさ・・・昨日はごめん!その・・・いきなりキス・・・しちゃ・・・って」
そういった俺を、目を見開いて彼女は見てきた。
「ううん・・・大丈夫・・・でも、なんであんな事したの?」
今度は彼女が聞いてきた。
それにびっくりしたけど、落ちついて話すことができた。
「うん・・・その・・・あまりにも、可愛いから」
「ッ!!」
彼女はすぐに顔を赤く染めた、俺は本当の事を言ったんだけどね・・・。
「あ、あのさ・・・なんか理由とかあったのかな~って思ったんだけど・・・」
あぁ、理由か・・・でも、それも可愛いからなんだよね・・・
「ごめん!間がさして」
「いや、いいよ・・・」
少しだけ、空気が和らいだ。
「あのさ・・・ほかに話したいことがあるんだ」
真剣な表情で言ったから、楓もちゃんとこっちを見てくれた。
次の日、俺は病室に楓を呼んだ。
昨日のこともあってだろう、なんだか2人もぎこちない。
はじめに話を切り出したのは、言うまでもなく―――俺だ。
「ここに座って」
そういって指したところは、よく母さんが座る椅子だった。
「うん・・・」
なかなかこっちを見てくれない彼女は、椅子に座るときも、やっぱり見てくれなかった。
「あのさ・・・昨日はごめん!その・・・いきなりキス・・・しちゃ・・・って」
そういった俺を、目を見開いて彼女は見てきた。
「ううん・・・大丈夫・・・でも、なんであんな事したの?」
今度は彼女が聞いてきた。
それにびっくりしたけど、落ちついて話すことができた。
「うん・・・その・・・あまりにも、可愛いから」
「ッ!!」
彼女はすぐに顔を赤く染めた、俺は本当の事を言ったんだけどね・・・。
「あ、あのさ・・・なんか理由とかあったのかな~って思ったんだけど・・・」
あぁ、理由か・・・でも、それも可愛いからなんだよね・・・
「ごめん!間がさして」
「いや、いいよ・・・」
少しだけ、空気が和らいだ。
「あのさ・・・ほかに話したいことがあるんだ」
真剣な表情で言ったから、楓もちゃんとこっちを見てくれた。