涙
だからね・・・俺の人生は楓にささげる―――
「楓?泣かないで?ありがとう・・・でもね・・・今は、うれしい気持ちでいっぱいなんだ!ありがとう・・・あと1年・・・そばにいてください」
「なに言ってるの?翔がもし、そばにいるなーっ!!とか言っても、あたしはいるんだから!」
「ありがとう―――」
俺は泣いてる姿をみられないように、下を向いた。
お前と一緒なら、なんでもできるよ・・・?本当にそう思えるんだ・・・。
いつしか、俺がこの世から消える日が来ても、空の上からお前を見てる。
ずーっと、ずーっと見ててやる――――
――だから今だけ、俺のそばでずっと・・・俺を見ててくれ・・・。