二度目の別れ

バレンタイン

電話を切って丁度1時間。この間…待ち合わせ駐車場。
同じ場所に止まって待ってると…敬太の車が向こうに見えた。私が止まってる横に停めたので車から降りて敬太の車に行った。「ごめん。待たせて。…」
「全然待ってないよ。はいこれ。」って可愛くラッピングしたチョコレートケーキを渡した。敬太は凄く嬉しそうに…
「あけていいかな?」
「いいよ。美味しいかどうかはわからないけど…。」
敬太かラッピングを丁寧にあけた。中を見て…「スゲーこれマジで作ったん?プロみたい。食べていい?」
「いいよ。食べる為に作ったんだから…」
「いただきまぁす。」
子供みたいに無邪気に喜んで食べてる敬太は可愛かった。
「スゲーマジ上手い。こんなのもらったの初めて。」ちょっと驚いた。敬太はモテると思ってたからバレンタインなんか当然チョコいっぱいもらってると思ってた。
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