恐怖の箱
ガラガラ‥

いつものように、
教室の扉を開けると

そこに待っていたのは
明らかに怒っている先生の顔があった


『ヤバイ』

あたしの中で
サイレンが鳴った。

「明里(アカリ)さん、
1時限目始まってます。
どうして遅刻したんですか‥?」

先生は
もともと目が細いのに
更に細くさせた。

「あたし、
今日から転校してきたものですけど」

自分がバカだ。
と思った‥

そんな嘘通じる分けない
< 194 / 217 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop