猫の世話は大変です。


女子高生の生足見てはなんやら怪しい採点してますよ!
樹理が足組み直す度に怖いくらい凝視してますこの子!

…脚フェチだそうです。


「私、痴女じゃない…」


「みんな分かってるって!」


「そうだぞ。樹理はそんなはしたない子じゃない!」

…あなたの!ピー!を他人に語ってましたけどね。


「寒かったんだもん~…」


「分かってる分かってる!千暁もからかっただけだから!」


「結構マジです」

おだまり!!


「ほら、俺の中に入れていいから」

勇が優しく言うと、もうこっちのほうが恥ずかしくなるくらい真っ赤になっちゃって、笑えた。

声にもならなかったらしく、ブンブンと頭を振るだけ。乙女だ。


「…手、繋いで?」


「手?」


「そっちの方が勇も歩きやすいと思うか、ら…」


「ありがとう。はい」

めでたく樹理は勇と手を繋げましたとさ。







…何このゲロ甘な展開。

千暁も眉間に皺を寄せていた。




どっちにしろ、俺の清々しい朝はぶっ壊されたわけです。


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