さよならの日々
「お前こそ、ちゃんと投げられるのか?」



「い、一応ピッチングはしてたんだけどさ・・・
正直、自信はないんだよね。」


確かにこっちに来てから、毎日のようにボールには触っていた。


だけど、あの全盛期の頃のように


ちゃんと押さえられるかは自信がない。


「俺が・・・俺がお前の球を判断してやる。だから今からキャッチボールするぞ。」


慎太郎はこう言った。
俺は家にグローブを取りに行き

慎太郎は、天使局に預けてあるキャッチャーミットを取りに行った。
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