不良達の姫様。・.*
『楽しかったですか?
皆さん、9時までにやるべきことをやってきてください!
9時から、お待ちかねの『肝試し大会』をやりたいと思います!』
え…?
その瞬間、『ふぅ~!!』とかで、ざわめきだした。
「ね、ねぇ、日向。
みんな喜んでるから、気のせいと思うけど…。
先生『肝試し大会』をやる、とか言ってなかった?」
すると、日向は淡々と、
「そうだけど?」
あたしの耳元で囁いた…。
サァ――っと、血の気が引くような気がした。
―――ディナータイム―――
「お~い? 元気ですか?!」
誰かが喋ってるのは分かる。
だけどあたし今、硬直状態。