不良達の姫様。・.*
実行委員に、
『いってらっしゃい』
といわれ、入って行く。
隣を見ると、あたしより怯えてるような気がするのは…気のせい?
うう、うん。
気のせい、だよね?
その時、ザワザワっという音が草原で聞こえた。
「きゃぁぁぁぁぁぁ―――――っ!!」
腰を抜かした。
隣にいた男は、叫びながら走って逃げて行った。
「…う…そ……」
暗闇に、あたし1人…。
そんな…。
置いてかないで。
怖い。
とにかく…歩いた方が…。
瞬間、
――ズザっ
足を滑らせた。