不良達の姫様。・.*
――日向said――
アイツが出て行き、3分くらいした後。
『きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』
莢の叫び声がした。
…ビビってる…。
大丈夫か?
すると、アイツの隣にいた奴が戻ってきた。
ペアで1つの電灯までも。
「おい、莢はどこだよ」
俺が聞くと、
「へ?」
「まさか…!
お前、アイツになんかあったら責任とれ! 貸せ!!」
電灯を奪い取って走った。
絶対…こわがってる。
「莢! いたら返事しろ!
おい! 返事しろ!! チビ!!」
全く反応がない。
もしかして、1人でゴール行ったのか?