不良達の姫様。・.*





―――1時間後―――

「っ! お願いだっ!!

助かってくれ……」


その時、『手術中』のランプが消え、医者が出てきた。

俺たちは立ち上がり、医者に駆け寄った

「…! 莢はっ?!

莢はっ??」


医者は、頬笑み、

「大丈夫です。

なんとか一命をとりとめました。」


皆も、とても嬉しそうな顔をした。

全身の力が抜けるような気がした。



それでも、

「莢に会わせてください…」



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