不良達の姫様。・.*



――――ピッピッピッ…


機械音が鳴り響く中、莢が眠っている部屋へと足を踏み入れた。



「莢――」

莢の姿を見、正直ショックだった。

頭に巻かれている包帯に、血がにじんでいた。



「莢…」

俺は、悔しくてたまらなかった。


「クソっ!」

みんなもきっと、同じ気持ちだったと思う。




悔しさでいっぱいだった―――――。







< 123 / 239 >

この作品をシェア

pagetop