不良達の姫様。・.*
何だよ、いきなり…。
「俺――『ふぁ~…』」
タイミング悪く起きやがった。
「莢! 目覚ましたの??!!」
そう言って、莢に抱きつく悠。
「何言ってんの?
目覚ましてなかったら、この状況はどうよ?」
……ごもっともだ。
「良かった、莢だ…」
莢は、
「心配してくれて…ありがとねっ」
と微笑んだ。
全員が起きたところで医者がきた。
莢を見るなり吃驚した顔をして、
『そんなっ! まさかありえないっ!!』
といい、
『こんなに、回復が早い人医者をやってきて初めてだっ! 今日で退院できますよっ!!』
っといった。
その言葉を聞き、俺達みんなが、笑顔を取り戻した。