不良達の姫様。・.*
別れ
静かな空間。
耳には、機械音が響く。
時が止まったかのように、静かな状態。
「……そんな…」
勇樹は、大切な人。
「え…?」
明日から会えないなんて、
そんなこと信じたくないよ。
涙が頬を伝う。
気付くと、勇樹が心配そうにあたしを覗きこんでた。
「莢? どーした?」
眉を下げて笑う勇樹。
「勇樹…。
…メールっ…するからっ…」
勇樹は、意味がわからないみたい。
見て分かるくらい、混乱してる。
「落ち着いて話して?」