不良達の姫様。・.*
「篤希。
昨日どんだけ怖い思いしたか分かる?」
あたしは、殺気を出して微笑んだ。
(口は笑ってても目はわらってない)
「ゴメンって!
でも、莢の甘い声もっと聞きたかったんだけどな~」
「篤希っ!!」
体中の殺気をだした。
篤希はさすがにビビったのか、言うのをやめた。
その時、
「莢、声でけぇ。
頭痛ぇ…」
頭を擦りながら、起きたみんな。
きっと“2日酔い”っていう奴だろう。
「…どうしたの?」
悠は、だるそうにあたしに近づいて抱きつくようにもたれてきた。
―――ズシッ
「…悠…重っ…」
悠を抱えながらベットまで運んだ。