不良達の姫様。・.*





朝になっても、勇樹は抱きしめていてくれた。

雄一の大切な人。


ずっと、離れたくなかったのに。


―――でも、時間は刻々と進む。

このとき、初めて時間が止まればいいのに、と強く願った。


だけど、願いは、
叶う事なく散って落ちた。




―――勇樹。

 
 バイバイ。





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