不良達の姫様。・.*
第5章
舞蝶
日向達と一緒に白嵐のたまり場に向かった。
「あたしがヤバくなるまで、絶対に手ぇ出さないでね」
「ああ。だが、無理すんじゃねぇぞ?」
日向はあたしの頭に手を置いてくれた。
みんなに「大丈夫」と言うように笑った。
―――たまり場の前――ー
縛っていた髪をほどいた。
大きなドアを開けた。
―――ガラッ
「今から、お前らを潰しに来た!!!
意見のある奴らは全員外に出やがれっ!!!」
あたしは、思いっきり叫んだ。