不良達の姫様。・.*


「じゃあ。
 この3日間、あたしのお家。好きに使っていいからね」

あたしは、そう言って笑った―――

「えっ?
 好きに使っていいの?」
大和が言った・・・

「もちろん。
 自分のお家と思って使っちゃって!!
 ベランダにプールと露天風呂と公園的な物もあるから」

みんなはそれを聞いて“あり得ない”という顔であたしを見てきた・・・
もちろん、勇樹は普通にしてるけど・・・


「莢。
 ママさんは?」
勇樹が聞いてきた・・・

「お母さんなら、他の男のお家・・・」
あたしがそう言うと、みんなも黙った―――


「・・・大丈夫。
 俺らがいるじゃん!!」

勇樹――――
ありがと・・・・

「そうだねっ!!!
 みんながいるんだもんねっ!!!」

あたしが笑うと、みんなが笑った・・・






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