不良達の姫様。・.*


ひ…なた……?
どうしちゃったの・・・?

あたしは日向を見た瞬間
とてつもない孤独感を感じた…

「ひな…た……」

日向はいきなり焦りだした

「さ…や
 なんで泣いてんだよ……」

あたしの頬に手をあてて、涙をぬぐってくれた・・・
日向の手があたしの頬から離れようとした時、あたしは日向の手を握った・・・

「・・・・・・莢?」

温かい手・・・
あたしはその手をあたしの頬にくっつけた・・・
そして驚いてる日向を見た・・・

「日向。
 何があったのか、話して。
 あたしが、全部聞くから」

日向は驚いたような顔をして、あたしを見た
でも、目をそらしてまた笑顔を作った

「なんもねぇよ・・・」

あたしは、日向に抱きついた

「お願い・・・
 笑顔を作らないで・・・
 あたしの前では無理して笑わなくていい…
 だから!!
 だから・・・
 もぅ・・・自分に嘘つかないで・・・・」

日向は、あたしの肩でしずかに話し始めた・・・

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