不良達の姫様。・.*
誕生日パーティー
―――PM5:30
「もう、準備しなきゃな」
「そうだね」
あたし達は、準備室に向かった。
「莢様はこちらへ。
弘樹様方はあちらへ。
衣装が準備されておられます」
そして、別れた。
連れてこられた部屋には真っ赤の綺麗なドレスが置いてあった。
いたる所にバラが付いていてそのバラ1つ1つにダイヤが埋め込まれていた。
「綺麗……」
執事さんが微笑んだ。
「莢様にはピッタリです」
「へへっ。そうだったらいいのにね」
あたしには、もったいないよこんなドレス。
化粧とドレスアップを終えたあたし。
「まぁ。とっても美しい……」