不良達の姫様。・.*
そう思いながらも、着いた準備室。
執事さん達はクスクス笑いながら「ちょっと待ってて下さいね」と言って、準備室に入って行った。
あたしも、早く中に入りたいよ。
みんな絶対カッコいいんだろうな。
そう思ってたら、中からみんなが出てきた。
あたしを見るなり顔を真っ赤にして絶句。
あたしもみんなを見て絶句。
その様子を見て笑う執事さん達。
みんなの執事をしてた人たちもあたしを見るなり絶句。
し―――ん――…
かか、カッコよすぎ!
タキシード似合いすぎっ!!!
「…莢? 」
「うん。そーだけど。
やっぱり、変…カナ?」
みんなはあたしを見て微笑んだ。
「とっても綺麗…」
「お姫様見たい…」
「本当に…」
「…女神みたいだな」
「輝いて見える」
「やっぱり…美人だな」
「莢。スゲェな…」
「舞蝶だな…」
みんなは、顔を赤くしてほめちぎってる。
「お世辞なら言わなくていいよ。
み、みんなもとってもカッコイイ」