不良達の姫様。・.*
みんなは顔をポカ―ンとさせて、笑いだした。
「莢らし~」
「とっても無自覚~」
「本当に莢だな」
「キレイすぎて夢かと思ったよ」
「俺も!!」
「舞蝶って言葉!本当に莢に合ってる」
「ああ。」
「莢。とっても綺麗だよ」
カァァァァァァ――――っ!
真っ赤になったあたしにみんなも赤くなる。
「みんなも、カッコよすぎ。
絶対、モテるよ。
モテても…あたしの事ほっとかないでね?」
照れながら言うとみんなは優しく微笑んだ。
「俺達は、なんともないよ。
第一。奏以外みんな女嫌いだし!
1番心配なのは莢の方なんだけどっ!!」
「えっ? 女嫌いなの?」
「今知ったの?
莢は特別変だったから、受け入れたんだよ」
と、特別、
へ、変って…。
「でも。吃驚した。
莢がとっても綺麗になったから。
今の莢じゃ何されるか分かんないカラ、絶対俺らから離れんなよ?」
「うん。
あたしに手を出す人はいないと思うけど。
まぁ。よろしくね」