不良達の姫様。・.*
あたし達はごちそうを食べてた。
突然、みんなの拍手と共にライトが一点に向けられた。
お父さんだ。
「今日は、私の為にお集まりいただき誠にありがとうございます。……」
お父さんは、みんなに向かって喋ってる。
あたしは、あたりを見回した。
やっぱり、
……お母さん来てないんだ。
あたしの様子に気づいた日向。
「…どうした?」
「あ。ううん。何でもない」
「そうか。
あまり1人で抱え込むなよ?」
「うんっ!
心配してくれてありがと日向」
「ああ。いつでも言え」
相変わらずの俺様っぷり。
ある意味…すごいな…。
あたしは、お父さんを見た。
「ええ~。
皆さんもお目に付いている様ですが、一段と輝く私の愛娘の莢です。」
すると、ライトがパッとあたしに向けられた。
ちょ、ちょっと!!
まぶしい!
みんなはあたしを見て拍手をした。