不良達の姫様。・.*
あたしは、日向を見た、
日向はあたしを見て吃驚した顔をしている。
「待って下さいっ!!!」
ひ…なた?
し―――ん――…
日向は舞台に上がってきた、そしてあたしを引っ張り抱きしめてお父さんを見た
「俺は、莢が好きですっ!!!」
お父さんは険しい顔になった。
へ…?
日向……?
す、好きって…。
日向があたしの事…
す、す好きぃ―――?
「今の俺では莢を幸せに出来るのは無理だと思いますが、ちゃんと働いて命をかけて莢を幸せにしてやります!
だから。
莢を、…あなたの娘を俺に下さい」
ちょっと待って!
理解で来ないんだけど‼
ーーでも。
嬉しい。
涙があふれ出た。
「日向。
あたしも…好き……大好きっ!!」
日向は顔を赤くしたけど、お父さんを真面目な顔で見た。
お父さんは、一瞬で険しかった顔から優しい笑顔に戻った。
「合格だっ!!!!」
その瞬間、みんなからの拍手がわきあがった。