不良達の姫様。・.*
はあ?
分かんねぇのかよ!
あたしが大きな溜息を着いた瞬間、
ボンっ
ポンっ
「「はい??」」
頭に軽い衝撃が渡った。
上を見ると、
「テメェら!
人の話聞いてたかっつーんだよ!」
え…?
あたし達?って今授業中だったの?
「ちょっと待て!」
前の子がいきなり大声を上げたかと思ったら、
先生(?!)らしい人に、叫んだ。
「今の勘違いじゃなかったら、俺はボンっで、
コイツはポンっだったような気がすんだけど!」
確かに、あたしの時は軽く叩いていたような。
……でも、それがなんなの?
すると、目の前の赤髪に、再びげんこつが下った。