不良達の姫様。・.*
真実
2時間目が始まった。
さっきから、ずっと喋りまくってる赤髪君。
「なぁ」
「なに? 赤髪君」
「さっきから赤髪君って。
名前で呼べよ!」
赤い髪を掻く、赤髪君。
「え~?
赤髪君って赤鬼みたいでキャラあるよ?」
すると、赤髪君は呆れた顔をした。
「俺はキャラ作りたくねぇよ」
「え? イイ奴だよ?」
「マジ? じゃあ、いいかもしれねぇ!
ってバカ! とにかく名前で呼べ!!」
認めたくせに。
「じゃあ名前何?」
赤髪はそれを聞いて、吃驚してる…らしい。
「俺の事知らねぇの?」
知るわけねぇ!
最近の子はボケてるのか!!?
「玖流って知ってるよな?」
く…りゅう?
あぁ!
ヒロ兄が言ってた!!
「うん? 今さっきヒ…理事長から聞いた」