不良達の姫様。・.*





「テメェらなんて全く怖かねぇ。

一気に片付けてやる。
全員一斉にかかってきな。


あたしが“ケンカ”を教えてやる」


不敵に口角を上げると、

「ガキの癖になめてんじゃねぇよっ!」

「「「「うぉぉぉぉぉぉぉ――――――っ!!!!」」」」

かかって来た。


「フッ…本当に一気にかかってきやがった…」

ざっと見まわすと200人程度はいる。


…まぁ。

仲間に手ぇ出した事、後悔させてやる。


かかってきた奴が拳を振り下げる。

「…腹が空いてる」

それを交わし腹を打つ。

「ぐぇっ!」

次々にかかってくる男達。


『瞬発力がたりねぇ』といい頬に1発。

『足の重心がぐらついてる』といい脚を掛ける。

『お前ビビりすぎ』といい足を蹴る。
蹴られた男は中を1回転し、地面に落ちる。

『そんなんで俺を打てる?』軽く笑い、頭突き。


……弱い。





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