不良達の姫様。・.*
『視点がぶれてる。
そんなんじゃ、敵をちゃんと見れねぇだろ』
回し蹴りを一発。
みんなにアドバイスをし、約10分。
200人程度が地面に伸びてる。
「最後は…フッ……総長さん?」
総長は、肩を震わせた。
「な、何者なんだよっ!
1人で200人を10分弱で片づけるなんて。
そ、それも汗一つかいてねぇし、息も乱れてねぇ!!」
黒い笑顔を向ける。
男は、生唾を飲んだ。
「フッ…。
知りたい…?」
風があたし達を欺く様に吹き抜ける。
男が生唾を飲む音が聞こえた。
「あたしは猛の友達。
まぁ、今日なったばかりだから…。
新友っていえな――「そこじゃねぇよ!」」
へ?
何故か、呆れた顔をしてる猛と男。
「名前だよ! 名前!!」
「あ、そこね!」
だったら、最初っから言えよ!