不良達の姫様。・.*




見ると、5人の男達が呆然と見てた。

「猛…。彼らは…いつからここに……?」

猛はニッと笑った。


「舞蝶が現れた時…?」

「はぁ?」

猛は本当に目を爛々とさせながらあたしを見た。


「莢っ! とってもカッケぇ!
どーにかして、バカな所直せよ!

なぁ、俺にも教えてくれないか?!!」

猛の言葉にイラッと来、
一発殴りたくなったが、我慢してやった。


「……いい加減黙れや! 
自分の立場理解しろっ!!」

自分を落ち着かすため、大きく深呼吸した。


「そのことは後で話すから、今は病院行こ? ね?」

ポケットからハンカチを取り出し猛の血が出てるところを抑えながら、5人の元に連れて行った。


「って、なんであんたがっ?!!」

あたしが驚いたのも、無理がない。

5人中、3人はあたしを見るなり吃驚してる。





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