不良達の姫様。・.*
物珍しそうに見る、篤希。
……。
アンタ達は、さっきから人の事をレアや、
こんな女、とか言いやがって…。
テメェら、猛のダチじゃなかったら死んでたと思え!
「よし! じゃあ、猛、莢、乗って」
「…うん」
リムジンに乗ると、
治療されてる猛があたしに笑って言った。
「なぁ。莢、俺らの仲間になんねぇ?」
え…?
「お、別にいいんじゃない? なっ?日向」
「……こいつなら。いいかもしれねぇな…」
「でも……あたし…。舞蝶なんだよ?」
みんなは二コッと笑って言った。
「知ってる…」
「俺らが守ってやるよ」
猛は自信満々な笑顔で言った。
なんで…?