不良達の姫様。・.*
奏は怒りを切らしてるらしく、
不敵な笑みを浮かべる。
でも、目は笑ってなく、
アイツらを睨んでいた。
「こんなやつらさ、別に消えちゃっていいんだよ、ね?
俺らの仲間に手ぇ出したんだからさ。
多分、殺されたいんだよねぇ」
……珍しく、悠が切れてる。
「……そうだな。
楽しみにしろよ。
白嵐の総長よぉ。
ご期待通り、楽しませてやんよ。
コイツがキレる事ってねぇんだよなぁ。
お前、よくコイツをキらしたな。
褒めてやるよ。
ご褒美付き、でな」
俺が不敵に笑うと、
目の前にいた男達は顔を青ざめさせた。