不良達の姫様。・.*
「お願っ…い!
みんなのとこに連れてって!!」
なにか、嫌な予感がする。
とても。
「……ダメだ、莢ちゃん。今は危険だ」
「ねぇ! お願い!!
不安なの!
とても嫌な予感がし――「ごめん。莢ちゃん。ゆっくりしてようか?」」
大和は、OKしてくれなかった。
「…莢ちゃん、ちょっと待ってて。
俺、救急箱取ってくるから」
大和はあたしをベッドに横にならせ、
静かに部屋を出て行った。
でも、あたしには読めてる。
きっと、大和はこの寮にいない。
大和は、皆の所にいるに違いない!