八つの想い
カンカンカンカンッ
まるで火事の時のような警告。
その途端周りの建物から人々が飛び出してきた。
「きゃああああああ!!!!」
「うあああ!!」
人々の叫び声が夜の都に響き渡る。
「これは、尋常じゃないよね・・・。」
私は顔を上げて物陰から出ようとする。
そのとき一人の男が狂ったように叫んだ。
「鬼がでたぞぉー!!!」
「っ?!」
おに?!今おにっていった?
おにって、鬼?!
えええええ?!
何々此処!!