あたしの1番好きな人

対面

「来るならさ、電話かメールいれてよ。あたしがいなかったらどうするの?」

「隣のアパートじゃん?いなかったら帰ろうかなってしか考えてないよ。お酒買ってきたから飲もう!」


部屋に入ってきたマキは驚いてる様子だった。
だって
マキにはヒロくんの存在を隠してたんだもん。

ヒロくんをとられるかも……って変なやきもちやいてたから……




「はじめまして。俺、大翔。」

軽く会釈するヒロくん。


「あれ?ユカの彼氏?ユカって彼氏いたんだ!?みずくさいなぁ~。言ってよ~」


彼氏…………

ついこの前まで彼氏だったの。
今はあたしの片思い……
彼氏じゃない……。
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