あたしの1番好きな人
思わず目をそらしてしまった。


短大に入ってから
いろいろありすぎた。



世界で1番好きって思った人にはフラレて、親友に裏切れ関係はギクシャクしたまま……


心が落ち着いてることがなかったかも……!




「うんう。何にもないよ。」



否定はしたけどトシは全てを悟ってるようだった。



「いきなりじゃ言いにくいか…。」



「ホントになんにもないからね」



「直接いいたくないならいつでもメールしてこいよ。愚痴なら聞くよ。」



ありがとう
トシ。


あたしね
大翔との関係は都合のいい女だってわかってるの。否定されるのもなんとなく予想がつく。
大翔のことを否定されるのがイヤだから相談できないの。
話せないの……。
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