桜ノ籠 -サクラノカゴ-

ー記憶の欠片ー 残り香


ーーNowーー

  ♢

夢なのか、
現実なのか、


何が夢で、
何が現実なのか、



見えた景色では、
区別がつかないほど、


私は、暗い闇へと、
再び、堕ちていた。



でも、

視界に桜模様のカーテンが、
風になびくのが見えて、


ここが、青磁先生の家なのだと、わかった。





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