桜ノ籠 -サクラノカゴ-

寝ている青磁先生に触れたいと思った。

他の女の人といる青磁先生はイヤだと思った。



子供扱いされたくないと、

カズ兄の妹としてだけ見られるのはイヤだと、



思った。





この想いを、

何と呼べばいいのかわからなかった。





でも、

今ならわかる。




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