桜ノ籠 -サクラノカゴ-



日に日に、
冷たくなってゆく、風。



日に日に、
彩られていた葉が、

乾いた音を立てて、舞い散る。




今まで、



何度も迷い、

何度も立ち止まり、



何度も、


カズ兄を思って、泣いた。






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