桜ノ籠 -サクラノカゴ-


もっと、青磁先生に近づきたい。

もっと、青磁先生を知りたい。



もっと、もっと、




そう願い、



私は青磁先生の広い背中に手を回して、

抱きしめた。





再び青磁先生は瞼を閉じると、

強く、

強く、

抱きしめてくれた。







ねぇ、
青磁先生?


あなたが愛しくて、

愛しくてたまらない。




この気持ちを、

どう伝えたらいいのか、


教えて?




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