桜ノ籠 -サクラノカゴ-
ふぅーと
溜め息をひとつ零し、
「まったく、しばらくこのままでいようと、そう決めたのに」
どうすんだよ、
と小さく呟き、青磁先生は私の髪に顔をうずめた。
「このまま?」
「そ、このままキスまで」
キスまで?
まで……
って、その先はーー
考えただけで、真っ赤になる。
「……せ、青磁先生は、その……。わ、私を……」
「抱きたいよ。伽羅を抱きたい。朝までずっと」
髪を、
耳をくすぐる、
青磁先生の低く艶やかな、
甘い声。
それだけで、
もう、体中が熱を帯びる。
もう、
どうしようもないほど……
溜め息をひとつ零し、
「まったく、しばらくこのままでいようと、そう決めたのに」
どうすんだよ、
と小さく呟き、青磁先生は私の髪に顔をうずめた。
「このまま?」
「そ、このままキスまで」
キスまで?
まで……
って、その先はーー
考えただけで、真っ赤になる。
「……せ、青磁先生は、その……。わ、私を……」
「抱きたいよ。伽羅を抱きたい。朝までずっと」
髪を、
耳をくすぐる、
青磁先生の低く艶やかな、
甘い声。
それだけで、
もう、体中が熱を帯びる。
もう、
どうしようもないほど……