桜ノ籠 -サクラノカゴ-


『俺は藤川青磁、この家の長男で、さっきの茜姉の弟。よろしく』

『桜はやっぱり、下から見上げるのが一番いいな』


懐かしい煙草の香りがするその人と、一緒に見上げた桜。




それからも、


つらい事

苦しい事

哀しい事


いろんな感情に流された。




でも、


それ以上に、
その人は、


嬉しい事

楽しい事




幸せを与えてくれた。






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