プロフィールタウン①
ー夜ー
電源を切っても、着信音が響いてる気がする。
こんなんじゃ、夜も眠れない。
・・・でも、こんなコト誰にも相談できない。
心配させたくないから。

・・・そうだ。
カッターがあった。

こうすれば・・・
こうすれば楽になれるかもしれない。
楽になりたい。
助けて、たすけて、タスケテ・・・

「本岡?」
松尾だ。
「・・・オマエ、何やってんだよ!!!」
松尾はそう叫んで、カッターを強く投げつけた。

「最近様子がおかしいと思ったら・・・
いったい、何があったんだ?!
なんで死のうとしたの??」

「実は・・・『名無しの者』って人が俺の『彼女』とか言ったり、嫌がらせしたりするんだ・・・」
すべてを松尾に話した。
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