心を失ったカノジョ
「俺の横来いよ、何もしないから」





静かに……心は俺の横にきた。




何の抵抗もなく俺の布団の中に入った。




俺の体をグイグイ押して…、心一人だけのベットになった。




一緒に寝るのはイヤらしい。




心も、もう寝る時間を過ぎてる。




もう9時だ…心はとっくに寝てる時間。




「手、握ってやるから」




俺はそっと両手で心の手を握った。




< 121 / 317 >

この作品をシェア

pagetop