心を失ったカノジョ
同情されてたから、居させてくれた。




今日の夕食のときも、テレビを一緒に見ていた時も。




隠れた口が…「出ていけ」「邪魔」




そんなコトバがこだましてたに違いない。




「えっ私、心と一緒に居たいよ」

「私たちも限界なの…」




……明日香の私をコトバを聞けただけで救いだった。




いいよ……ここから出て行ってあげる。




明日香とは学校でも会えるし。




近所に変な目でみられるもんね…。




自分たちが偏見な目で見られるのはいやだよね…。




やっぱり……自分が一番か。




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